横浜DeNAベイスターズ
7.26(SAT)27(SUN)
阪神甲子園球場
いよいよ後半戦が開幕する。4日間のオールスターブレイクを挟んで迎えるDeNAとの2連戦(甲子園)。首位を独走する阪神の先陣は才木が切る。「いいスタートが切れるようにという感じですね。しっかり自分ができること、いい勢いを乗せられるように投げられるといい」。前半戦は主に火曜日のマウンドを託されたエース格。7勝を挙げているが、決して己のパフォーマンスには満足していない。リーグ屈指のDeNA打線が相手。「カウントよくいけることかな。自分のリズムで投げられたらいい」とイメージする。27日は髙橋が先発予定。今季初勝利を目指し、腕を振る。
この日の全体練習には新加入・ドリスも参加。加入後初めて、シート打撃に登板した。打者5人に16球を投じ、安打性は0。小幡、豊田からは三振を奪った。変化球も試しながらのマウンドに「すごくいい感触で投げられた。独立リーグの時はマウンドが柔らかかったですけど、かなり違いがあるのでいい感触で投げられました」と手応えを口にした。かねて藤川監督が「心臓」と表現するリリーフ。17年にはセーブ王を獲得した助っ人が、大きなピースになりそうだ。
打線は小幡に注目。球宴前に2試合連続弾を放った24歳は「東京ドームなので…」と謙遜するが、勢いは本物だ。この日の打撃練習でも快音を連発。「この期間でしっかり練習できました。(後半戦もやるべきことは変わらない。チームの勝利に貢献できるように」。7月は打率3割1分1厘と好調をキープ。破壊力抜群のクリーンアップの後に、頼もしい若武者も控えている。
対するDeNAは再入団したフォードが球宴前に一軍合流。3戦で12打数4安打で打率3割3分3厘と結果を残している。今季は波に乗りきれない日本一球団だが、爆発力はリーグ屈指だ。打線の軸を抑え込み、主導権を握りたい。
報知新聞社/直川 響